ウエストを締めると?

産後などに、体系を元に戻したい!と思うのは女性として多くの方が思うことですよね。
このとき、ウエストを締めてしまうと怖いことが起こります。

正常な骨盤とすそ広がりの骨盤へ

ウエストを締めるということになると、骨盤の上側を締めることになりますから、
骨盤の仕組み上、このように下側が開いてしまいます。
さらにお腹の中の圧力が内臓を押し下げるので、尿漏れ、頻尿、便秘等の
トラブルはもちろん、下腹がぽっこり…ということにもなるわけです。

上前腸骨棘より上部の腰骨を、ガードルやウエストニッパー、産褥ニッパーで締め付けると、テコの原理で骨盤の底面積が拡大し、洗面器型であるべき骨盤がすそ広がりのずん胴型になり、ますます骨盤が広がってしまいます。

胎盤が弱り、赤ちゃんが栄養不足になったりします

腹帯やマタニティガードルを使うと身体はこのような状態になってしまいます。

妊娠中におヘソの上までしっかり締めると、子宮の中で赤ちゃんがお母さんの背骨に押しつけられます。すると、その間にある大静脈が圧迫され、下半身から静脈血が心臓に戻りにくくなり、足がむくんだり(浮腫ふしゅ)、静脈が太く浮き出るようになります(静脈瘤じょうみゃくりゅう)。

また、大動脈も圧迫されると腎臓に行く血液が減ります。すると、オシッコがつくられにくくなりますので、腎臓から「もっと血圧をあげて血液をたくさん送ってほしい」という指示がでて、ホルモン(アンギオテンシン)が分泌されます。そのため高血圧になり腎臓の機能が低下して蛋白尿が出たりします。胎盤にいく血液も減って、胎盤が弱り、赤ちゃんが栄養不足になったりします。すると「妊娠高血圧症候群」と診断される状態になってしまうのです。

またウエストまわりを強く締めると腹圧で内臓がさらに押し下げられます。すると骨盤底筋群は引き伸ばされ、尿道・膣・肛門がしっかり締まらず、尿もれ、痔、ひどい場合、脱肛や子宮脱になる可能性も…。

ポイント
妊娠中も産後も、骨盤の下半分を支え、おヘソから下のお腹は軽く支え、
おへそより上は決して圧迫しないようにしてください。

骨盤チェックしてみましょう