青葉のスタッフブログ

ニュースや新聞などで取り上げられている医療の話題、
学会・イベントでの展示の様子や情報などを青葉のスタッフが更新していきます。

【医療】第53回日本周産期・新生児医学会学術集会でランチョンセミナーを共催しました。

こんにちは、スタッフMです。
各地で梅雨が明けはじめ、本格的に夏がはじまりますね!
さらに気温が上がり、日差しも強くなってきますので
熱中症にはお気をつけください。

2017年7月16日(日)~18日(火)の3日間
パシフィコ横浜 会議センターで開催された
第53回日本周産期・新生児医学会学術集会にて
座長に 聖路加国際病院 診療教育アドバイザー 伊藤博之先生
演者に 国立大学法人 浜松医科大学 理事・副学長 金山尚裕先生
をお迎えし、以下の演題でランチョンセミナーを共催しました。

「妊娠・分娩時の呼吸循環の安定を目指して」

COといえば地球温暖化の原因のひとつといわれていますが
実はヒトの血中では重要な働きをしています。
なんと、COは血中での濃度が下がると血管を収縮させ
上がると血管を拡張させる働きをもつのです。

そして、これは子宮胎盤循環でも同じことがいえます。
分娩中に血中のCO濃度を上昇させ、血管を拡張させると
胎児に十分な酸素が届き、胎児の酸素飽和度が上昇するため
良い子宮胎盤循環に繋がるという結果が金山先生の研究で
得られました。

だからこそ分娩中の血中CO濃度を上げるためにも「腹式呼吸」などの
吐く息を長くした呼吸法を意識することが大切ですが
実際は「難しい」というのが現状です。
そこで、妊娠~分娩中でも楽に腹式呼吸が行なえるよう補助するため
今回ご講演いただいた浜松医科大学の金山先生から監修を受け
青葉でマウスピース「tocoBreath」を販売しました。

今回のセミナーではこの「tocoBreath」を
分娩時に着脱した場合の被験者の状態の変化についての
研究とその成績についても発表していただきました。

分娩時、普通の呼吸では血中CO濃度は上がらず
腹式呼吸でもCO濃度が上がるまでに5分間かかった
というデータがありました。

ところが、「tocoBreath」を装着すると1分程の速さで
終末呼気のCO濃度・母体の脳の酸素飽和度がともに上昇し、
呼吸数も安定したのです!
一方、「tocoBreath」を外すと
徐々に呼吸数が乱れ始め、過呼吸となり
終末呼気のCO濃度・母体の脳の酸素飽和度が低下したことが
観察されました。

この他にも、妊娠・分娩時の過呼吸を防止するために
自律神経を安定させる保健指導のポイントについても
解説してくださいました。

この講演内容は講演要旨集一覧ページからご覧いただけます。
ぜひご覧ください。

セミナーには多くの方が参加してくださり
用意していた席はほぼ満員でした!!
参加者のみなさんはとても熱心に講演を聞かれていました。

私は今回のセミナーでCOが血管の収縮・拡張に関係していることを
初めて知りました。
COというと体の機能と関係ないように思っていましたが
体に必要な働きをすることに驚きました。
呼吸方法を意識することは手軽に行えるケア方法だと思いました。

セミナーに参加してくださった皆様、
本当にありがとうございました!