青葉のスタッフブログ

ニュースや新聞などで取り上げられている医療の話題、
学会・イベントでの展示の様子や情報などを青葉のスタッフが更新していきます。

睡眠と細胞のおはなし

こんにちは!
スタッフOです^^

以前ブログ
睡眠中の赤ちゃんの頭の中では神経回路を広く繋げて脳を育てるために、
脳幹(大脳半球と脊髄が結びついている部分)が活発に活動している
とお伝えしました。

脳幹部の図

今日はこの神経回路が広く繋がるとどうなるのか?
ということについてご紹介します(^o^)

私達人間の身体はたくさんの細胞で出来ています。
その数なんと60兆\(◎o◎)/
しかもこの細胞には全て役割があり、役割を果たすために
自分で考えて変化する意思を持っているそうです!

60兆の細胞のうち、人間の脳には800億のもの神経細胞(ニューロン)があると
言われています。
そして神経細胞にはそれぞれ最大1万の“スパイン”と呼ばれる枝がついていて、
私達が何かを学ぼうとすると、2つの神経細胞がスパインによって繋がり、
回路が作られるそうです。
ここを電気信号(シナプス)が走ることで、回路が強化されていき、
この強化されたスパインの回路を持つことが学習であり、
記憶するということだそうです。

神経細胞の図

つまり神経回路が広く繋がるとそれだけ学習能力が上がるようです!

ですが、残念なことに新しい回路はある段階から作られにくくなります。
カナダブリティッシュコロンビア大学で赤ちゃんに
非常に発音が似ているヒンディー語の2種類のタの発音を聞かせ、
聞き分けることが出来るのかどうかという実験をしたところ、
生後8ヶ月以内の赤ちゃんの正解率が90%以上だったのに対し、
生後10ヶ月を超えると正解率は格段に落ちてしまったそうです。

これは老化した細胞がエネルギーを使いすぎて壊れてしまわないように
細胞自身が考え出した行動なのだそうです。
回路を作り続けるよう遺伝子操作されたマウスで実験したところ、
大量の神経細胞が死んでしまいました(×_×)

だからこそ神経細胞が活発につながる赤ちゃんの時期に
ぐっすり眠れるような環境を作ることが大切なんですね(*・`ω・)

ですが、赤ちゃんの時にあまり寝なかった、
もしくは年をとってしまったという方に朗報です!

脳の細胞には神経細胞のほかに“オリゴデンドロサイト”という細胞があるそうです。
このオリゴデンドロサイトが神経細胞のつながりを太くし、
情報の伝達スピードを速めることで大人になってからも学習が可能になります。
また、何かに熱中するとスパインが再び活性化するということも
最近の研究でわかってきたそうです。

つまり細胞にも“手遅れ”という言葉はないということ!

赤ちゃんの間はまるまるねんねでたっぷり睡眠を、
大きくなったら一緒に夢中になれることを探してみるのは
いかがでしょうか?

それでは!
スタッフOでした^^

※この記事は以下の放送及びサイトを参考に作成いたしました。(敬称略)
・  2014年3月30日放送 NHKスペシャル
人体 ミクロの大冒険 第1回 あなたを創る!細胞のスーパーパワー

・  Mediacrit
「NHKスペシャル 人体 ミクロの大冒険1
▽あなたを創る!細胞のスーパーパワー 2014.03.30」
http://o.x0.com/m/20062

・  株式会社ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング
Vol.2 私たちの体は細胞でできている
http://www.jpte.co.jp/stories/story_2.html