骨盤ベルト「トコちゃんベルト」誕生

1994年、渡部氏は、骨盤をゴムチューブで縛って行う整体技術と、助産学生時代に実習で体験した晒しの巻き方を参考に、ケアを行う側もケアを受ける側も簡単に使用できるものを目指し、試行錯誤の末、トコちゃんベルトの原型を作成した。

その後、妊娠後期の女性の意見を参考に素材を吟味し、立体裁断を取り入れることで、1995年ついに妊娠初期から産後まで使用できる腰痛緩和を目的とした骨盤ベルト「トコちゃんベルト」が誕生した。

トコちゃんベルトはその後、医療現場や使用者からいただいた声を基に、形状や種類を進化させていくこととなる。

トコちゃんのトコ(toco)は、お産を意味する。また、「トコトコちゃんと歩けるベルト」という願いもこめて名付けられた。